2の法則とは?
トレンドが変われば次の高値・安値を目指すことになり、目標値を探すことが必要になります。
ただ、トレンドラインや過去の高値・安値を超えてしまうと、手がかりがなくなってしまい「ワンタッチ」では致命傷になります。
しかし、新しい目標値を簡単な計算で想定することが可能です。
それが「2の法則」で、
一定の振幅で相場が動いていることを利用したものです。
この一定の振幅で相場が動いていることを、一般に「二分の一押し」とか
「倍返し」と呼ばれていて、経験則から生まれたものなので、
意外と当る確立が高いのです。
投資家には、逆張り派と順張り派がいます。
相場が上がると売り、下がると買うのが逆張り派で、
相場の勢いについていくのが順張り派です。
この逆張り派と順張り派の心理によって成立するのが「2の法則」で、
人間の欲望に基づいているので信頼性は高いといえます。
「ワンタッチ」に、この法則を応用することができます。
例えば、反発相場で
上値が二分の一戻しの水準より高く設定されているのなら、「ワンタッチはない」と判断できます。
また、それよりも下に設定されているのなら、
「ワンタッチする」確率は高いと判断できます。
「3の法則」という同じようなものもあります。
これは、騰落幅に対して「三分の一戻し」「三分の二戻し」ことをいいます。
これも合わせて活用することで、さらに細かい目標設定も可能になってきます。
あと、この方法だけではありませんが、
チャートを見る場合には長めの足も用意すると良いでしょう。
基本的に、長い足のポイントの方が
短い足より、相場を強く支配していると考えられます。